ばーちゃん
今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」
私の場合、おばあちゃんといった可愛らしい呼び方ではなく、ばーちゃんだった。
私が6歳の時、母を癌で亡くしてから、ばーちゃんが私の母。
ばーちゃんは、私たち兄弟がわがままを言うたびに、「お母さんから兄弟3人をお願いしますって言われたんだからね!」と息巻いて私たちを育ててくれた。
3人兄弟の母親代わりをし、大好きな畑まで原付を飛ばし、いつも大きな声で笑っていた家族で誰よりも元気なばーちゃん。
小さい頃、周りから片親で可哀想と言われるのがすごく嫌だった。
ばーちゃんがいるから可哀想じゃない。
だから、高校、大学の友達には片親なんて言わなかった。
ばーちゃんから厳しい事なんて言われたことがなかった。
だけど「人様に迷惑だけはかけちゃいかんよ」とだけ教えてくれた。
高校生の時、ばーちゃん◯◯君が大学入るまで頑張るわ!と言った。
大学生の時、ばーちゃん◯◯君が就職するまで頑張るわ!と言った。
就職した時、ばーちゃん◯◯君が結婚するまで頑張るわ!と言った。
結婚した時、ばーちゃんは写真になったけど、式に来てくれた。
ありがとう、ばーちゃん。