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クリニック(内科)選び方。良し悪しをホームページで判別する3つの方法。

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こんにちは、瀬戸です。

 

私は医療関係の仕事をしており、毎日何件ものクリニックに出入りしているので、色んな角度からクリニックの良し悪しを判別することができるようになりました。

 

クリニックの良し悪しを判断するのに最も良い方法は、実際にクリニックにかかっている人から聞くことですが、それができない状況にいる方にも実践して頂ける方法、「クリニックのホームページで判別する方法」をご紹介します。

 

・今のかかりつけの先生に不満があるので、他を探している。

・引っ越したばかりで、近所でどのクリニックを選べば良いのかわからない。

・家族が急病ですぐに内科に行きたいが、評判の悪い所だけには行きたくない。

・人からの評判を聞きたいが、周りに聞ける人も居ないし、ネットの口コミ情報が参考にならない。 

特にこんな方に参考になる内容になっています。

 

①独自のホームページが存在するかどうか

 

まずはそのクリニックにホームページが存在するかどうかです。最近では、各医師会のホームページや病院なびといったクリニック情報が載ったポータルサイトが存在しています。

これらのサイトは診療科目や診療時間、休診日といった最低限の情報しか載っておらず、時々口コミがあっても情報量が少なく、参考にならないことが多いように思います。その為、これらのサイトはクリニックの概要はわかるが、良し悪しの判断をつける材料にはなりません。

 

クリニック独自のホームページを探してみましょう。◯◯市 クリニック名 と検索すればおおよそ出てくると思います。

独自のホームページでは、クリニック概要はもちろん、院長のことや院内設備、臨時休診の案内なんかも載っていたりします。

 

ホームページが無いクリニックだから良くないということでは決してありませんが、今回はホームページで良し悪しを判断する方法になりますので、まずはクリニック独自のホームページがある事を前提とします。

 

②「院長紹介(挨拶)」から医師のコミュニケーション能力を探る

 

ホームページには、「院長の挨拶」や「院長紹介」といったページが用意されていることが多いです。院長の写真や学歴・勤務歴に加え、院長からの挨拶文が載っていることがあります。

ここでは、院長の目指す診療やどんなクリニックにして行きたいのかなどが書かれています。また、先生によってはブログをやっている方もいます。クリニックでの出来事や、新しい治療方法など、様々です。

一概には言えませんが、無口な先生や無愛想な先生はそもそもここに挨拶を載せなかったり、簡単に一言で済ませていたりします。長文で、診療への熱い思いを記載している先生は、診察の時も患者の言うことをゆっくり聞いてくれたり、診療の説明をしっかりしてくれる傾向にあります。

 

先生のコミュニケーション能力はクリニック選びにおいてとても大切なことです。無口な先生や高圧的で話かけづらい先生だと、症状を伝え損ねたり、先生に聞きたい事も聞けない可能性だってあります。それは、患者にとっても先生の診断にとっても決して良いとは言えません。

 

院長挨拶をしっかり書いている先生はコミュニケーション能力が高い、若しくは患者とのコミュニケーションをしっかり取ろうという意思のある先生だと言えます。

 

 

③「院内設備」から院長の本気度合いを探る

 

ホームページの「院内設備」や「院内のご案内」を見てみましょう。最先端の医療機器を導入しているとか、精密検査をするためにこんな機器を導入していますといった内容が書かれています。

実はここで、院長が患者のためにどれだけ設備投資をしているのかがわかるんです。ご存知の方も居るかと思いますが、医療機器はどれもとても高額です。物によっては、数百万円、数千万円の装置を導入しているクリニックもあります。

それでも医療機器を導入するのには以下のような理由があるんです。

・院内に高性能な検査装置があれば検査結果がすぐに出るので、すぐに投薬や治療の方針を決められたり、家に帰せないような重篤な状態を判断することができる。

・患者の疾患に合った医療設備が院内にあれば、総合病院や他のクリニックへ紹介せずとも、院内で検査や治療を行うことができる。

 

例えば、あなたが風邪で内科に行ったとします。

 

血液検査装置が無いクリニックの場

 

1.先生による診察

2.検査のため採血→血液は検査センターに送る

3.次回の予約

↓↓↓↓↓↓↓↓

数日後

↓↓↓↓↓↓↓↓

4.血液検査結果をもとに先生が診断

という流れになります。

 

 

血液検査装置が有るクリニックの場合

 

1.先生による診察

2.検査のため採血→血液は院内の検査装置で測定

3.すぐに検査結果がでるので、結果をもとに先生が診断

という流れになります。

 

 

医療機器があるかないかでこんな違いが出てくるんです。

これはあくまで一例ですが、上記の場合、血液検査装置が院内にあればその場であなたの血液の状態を先生が把握することができるので、その情報を元にすぐに処置ができますが、ない場合は検査センターに一旦血液を送り、後日検査センターから出てきた結果をもとに診断という流れになります。

患者にとっても2度クリニックに行かなければならないところを1度で済む可能性だってあります。

 

院内に血液検査装置を導入している施設は、内科でも約半数程度なので、クリニックの良し悪しを判断する材料と言えるでしょう。 

 

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まとめ

①クリニック独自のホームページを持っているかどうか

②「院長の挨拶」で患者とのコミュニケーションを重視しているかどうか

③「院内設備」で血液検査装置を導入しているかどうか

 

上記の3点を踏まえて、改めてクリニックのホームページを見て、クリニック選びの参考にしてみてください。

 

 

 以上、「クリニックの良し悪しを、ホームページで判別する3つの方法」でした!